東西の美が調和した意匠が随所に施された建築物
京都の庭師・辻地月が手がけた枯山水の庭園

弘前の静かな街並みに佇む「翠明荘」は、昭和初期の実業家・高谷英城の邸宅として築かれた歴史的建築群です。昭和9年(1934年)に建てられた洋館と日本館を中心に、明治時代の土蔵や奥座敷など、計6棟が国の登録有形文化財に指定されています。 館内には、富山の名工・横山白汀による繊細な彫刻欄間や、金箔を贅沢にあしらった格天井、津軽塗の建具など、東西の美が調和した意匠が随所に施されています。また、

京都の庭師・辻地月が手がけた枯山水の庭園

は、四季折々の表情で訪れる人々を魅了します。 かつては料亭として人々に親しまれたこの邸宅は、現在、新たな形で地域に開かれた複合施設として再生の道を歩んでいます。歴史と美に包まれた、心豊かな時間をお過ごしください。

翠明荘(旧高谷家別邸)すいめいそう(きゅうたかやけべってい)
員数6棟

登録有形文化財(建造物)の概要

洋館:昭和9年建築、昭和期・平成期改修 
   木造2階建、銅板葺、建築面積92平方メートル

日本館:昭和9年建築、昭和期・平成期改修
   木造地上1階一部地下1階建、銅板葺、建築面積609平方メートル

奥座敷:明治28年頃建築、昭和9年頃・昭和41年・平成3年改修
   木造平屋建、銅板葺、建築面積85平方メートル

土蔵:明治28年建築、昭和9年・平成2年改修
   土蔵造2階建、瓦葺、建築面積40平方メートル

門:昭和9年建築、平成18年移築
   木造、銅板葺、間口2.4メートル

四阿:木造平屋建、茅葺、建築面積4.3平方メートル

登録年月日平成24年2月23日
所在地青森県弘前市大字元寺町69

昭和前/1934/1926~1989・1989~改修
木造2階建、銅板葺、建築面積92㎡

  • 洋館
TOP
TOP